オアフ島西岸のフォーシーズンズリゾート オアフ アット コオリナに 新たな総支配人としてチャーリー・パーカーが就任
ホテル経営者のベテランである、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)が、フォーシーズンズを代表するホテルのひとつであるフォーシーズンズ アット テントリニティスクエア(ロンドン)から、フォーシーズンズリゾート オアフ アット コオリナの総支配人に就任しました。ロンドンとハワイという全く異なる地への赴任ですが、パーカーはサーフィン、スキューバダイビング、遠洋航海など、海と密接な経歴を持ち、ハワイ文化に対する親近感を抱いています。
スコットランドのエジンバラ出身のチャーリー・パーカーは、英国のサリー大学と米国のミシガン州立大学でホテル経営の学位を取得し、パークレーンのフォーシーズンズ ロンドンに入社しました。22年にわたるキャリアの中で、彼はニューポートビーチ、シャルム・エル・シェイク、モルディブ、ドーハ、エジプト、英国など世界各地で経験を積み、2011年にハンプシャーで初めて総支配人に昇進しました。
彼のビジネスに対する深い洞察力、落ち着いた物腰、ゲストと従業員に対する揺るぎない責任感には定評があります。チャーリーは家族と過ごす時間のほかに(妻のレベッカはフォーシーズンズの元役員で、5つのホテルを開業しています)、あらゆるスポーツを愛し、ウインドサーフィンやスキューバダイビング、ハングテンをハワイスタイルで実践することを楽しみにしています。
パーカーは「私はハワイに到着した瞬間から、強い縁を感じました」と述べています。これは18世紀、英国の船長たちがハワイの王族と出会い、英国とハワイを結びつけた島国同士の友好的な絆を想起させます。ハワイの旗にユニオンジャックが描かれたのは1793年、英国のジョージ・バンクーバー(George Vancouver)船長がカメハメハ1世(King Kamehameha I)に英国旗を寄贈したところに由来し、これは現在も友好と主権のシンボルとして維持されています。
様々な地で研鑽を積んだ彼の経験は、都心のホテルから遠く離れた島々にいざない、モルディブ最速の豪華クルーズ船Four Seasons Explorerのプログラム開発のための1年間のモルディブクルージングへと結実しました。
PADIの資格を得たパーカーは、造船技師と船舶設計士と共にオーストラリアでの海上試運転に着手し、インド洋のモルディブで手つかずの諸島や環礁を航海するために設計された豪華船舶の進水準備を進めました。その結果、Four Seasons Explorer号でのプログラムは、20名のクルーと22名のゲストと共に海洋環境を航海する、世界最高級の宿泊型ダイビング体験の一つとなりました。その海域はユネスコに認定されており、マンタやジンベエザメなどの深海魚を間近で見られることでも有名です。
パーカーにとってこの体験は、めったに見られないモルディブの暮らしの中で、そこに住む芸術家や語り部、工芸家を尋ね、モルディブの伝承を共有しながら、彼らの文化を満喫するものとなりました。この経験をモデルにフォーシーズンズリゾート オアフ アット コオリナで導入されたのが #FSWayfinders プログラムです。
パーカーが次に訪れたのは世界有数のダイビングスポットとして知られるシャルム・エル・シェイクでした。紅海への入口にあたるラスモハメッド国立公園の海域は、フエダイやバラクーダの大群、ウミガメ、サメなどを求めてダイバーたちが行き交う楽園です。
パーカーは、コオリナマリーナのナニカイダイブアカデミー開催の第1回ダイビングスクールで西オアフの海域の探索を予定しています。彼は、ミーナズ・フィッシュハウスのシェフであるマイケル・ミーナ(Michael Mina)と共にカエナポイント付近で初めて西オアフフィッシングを体験しており、このときミーナ氏は27キロのキハダマグロを釣り上げました。「あれは幸先のいい出来事でした。次もそう願いたいものです」とパーカーは笑っていました。
チャーリー・パーカーは海を愛するのと同じくらい、歴史好きでもあります。モルディブの後に、中東で2つの職務を終えた後、パーカーは英国のフォーシーズンズホテル ハンプシャーに戻りました。ここはヘンリー8世がキャサリン・オブ・アラゴン(Catherine of Aragon)と初めて出会った別荘地です。500エーカーの歴史的な緑地を擁するこのホテルでは、牛の放牧と養鶏を行い、はちみつと野菜を自家栽培し、地元の生産者と協力して地元の農産物を食卓に提供しています。パーカーはオアフ島でも同様のテーブルガストロノミーを提供できると考えています。
2017年初頭、見事なボザール様式(古典的建築様式)の建物を復元し、ロンドン港湾局の旧庁舎を権威と格式のランドマークとして再構築した、フォーシーズンズを象徴するフォーシーズンズ ロンドン アット テントリニティスクエアがオープンしました。このときパーカーは「治世の歴史から新しい物語を生み出すことには、非常に特別なものを感じます」と述べています。ラ・ダム・ドゥ・ピック ロンドン(La Dame de Pic London)は高名なフレンチシェフ、アンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)による英国唯一のレストランで、2017年10月2日、フォーシーズンズ ロンドン アット テントリニティスクエアにおいて初めてのミシュランの星を獲得しました。
オアフ島で、フォーシーズンズの新GMチャーリー・パーカーはすでにこの島の文化に傾倒しつつあります。パーカーはハワイを代表するカフー(守護者)ネッティ・ティファニー(Nettie Tiffany)の祝福を受け、当リゾートのフォーシーズンズへの改装を担当したデザイナーであり、ラニクホヌア王家の血を引くメアリー・フィルポッツ(Mary Philpotts)との親交を深めました。パーカーはカエナポイントを巡り、クムフラ(フラダンスの指導者)のラアケア・ペリー(La`akea Perry)氏と面会しました。ペリー氏はゲストにフラダンスの基礎を教えており、受賞経験のあるワイアナエのハラウを指揮してメリーモナークの大会にも出場しています。
パーカーは「オアフ島の西側には誰の目にも明らかな、豊かな歴史があります」と述べています。「コオリナは、旅の目的地としてのあらゆるもの、すなわち文化、食べ物、農場、サーフィン、釣り、ダイビング、海岸の美しさを備えています。私はここにいることに大いに感謝し、非常にワクワクしています」。

Kapolei, 96707
USA