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マルコ・フレニャン

シェフ・デ・キュイジーヌ
「火を使ったグリル料理は、忍耐と繊細さが求められるアート。熱をコントロールし、食材を敬い、味の層を一皿に重ねていく―それが私の料理哲学です。」

 

フォーシーズンズでの経歴

  • 2026年~
  • 初のフォーシーズンズ勤務:フォーシーズンズホテル京都

経歴

  • ハイアットリージェンシー京都(日本)、VOCO シンガポール、インターコンチネンタル・ホテル・ロバートソン・キー、PerBacco Ristorante、Otto Ristorante(シンガポール)、Da Valerio Ristorante & Pizzeria、Gellivs(イタリア)

学歴

  • Hospitality & Catering専門学校「マッシモ・アルベリーニ」
  • フード&ビバレッジ/ケータリングサービス修了

出身地

  • イタリア・ヴェネト州トレヴィーゾ

言語

  • イタリア語、英語

マルコの料理への情熱は、そのDNAに深く刻み込まれています。彼の感性は家族が営むイタリアの小さな町のレストランで育まれてきました。「キッチンはいつも私たちの家族の中心でした。」と語るように、幼い頃から食を通じて人とつながること、季節とともに生きることの大切さを自然と学んできました。その生まれ育った環境は今もなお、彼のモダンで洗練された料理の揺るぎない基盤となっています。

料理学校を修了後、マルコはミシュラン星付きレストラン「Gellivs」で技術を磨き、肉や魚介のグリル、ピッツァ、パスタまで幅広い調理法を習得しました。特に丁寧な手仕事と細部への配慮が求められる低温調理の技術は、彼のシェフとしての個性を引き立てる核となりました。

初の海外赴任地となったシンガポールでは、約10年にわたり腕を磨き、名だたるレストランやラグジュアリーホテルでリーダーシップを発揮しました。小規模なダイニングから大規模なイベントまで幅広く経験する中で、柔軟な対応力とマネジメント能力を身につけ、常に高いクオリティを維持しながら完璧な一品を創り出す力を培いました。2024年には京都へ移り、著名ホテル内のクラシックなイタリアンレストランで料理長を務めた後、フォーシーズンズホテル京都へ。

シェフとして最も喜びを感じる瞬間について、マルコはこう語ります。「シンプルな食材を、ゲストの時間が思わず止まってしまったように味わいたくなる一皿に変えること。それが料理の醍醐味です」。数十年にわたって磨き上げられた彼の技術は、日本の食材の魅力を最大限に引き出します。力強さよりも精密さを重視し、高温での香ばしい焼き付けと低温でのじっくりとした火入れを巧みに組み合わせ、味わいに奥行きを与えます。イタリアの伝統的な技法と、プレキュアリングやデグラッセといった現代的な手法を融合させた料理は、エンバ・キョウト・グリルでも存分に発揮されています。

肉、魚介、野菜を問わず、マルコの料理哲学の根底にあるのは、食材そのものへの深い敬意。素材を主役に据え、その本来の味わいを引き立てることを何より大切にしています。新鮮な地元食材を中心に、炭火焼きや漬け込みなどで味や食感に新しい表情を加えることを得意としています。

丁寧さと創造力、そして柔らかなユーモアを併せ持つマルコは、チームを率いて最高のクオリティを追求すると同時に、常に新しい食材や技法、インスピレーションに挑戦し続けています。「キッチンは進化し続けられる場所。新しい食材、新しい技法、新しいインスピレーションがあり、同じ一日は二度とありません。その高揚感こそが、私をシェフであり続けさせてくれるのです。」

マルコは、キッチンを離れた時間にはアウトドアでリフレッシュすることを大切にしています。特にバイクでのツーリングが趣味で、京都北部や琵琶湖周辺を巡る日帰り旅を楽しんでいます。また、古き歴史と現代文化が交わる京都の街から、常に創造的な刺激を受けています。