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ダレッサンドロ ジョバンニ

料飲統括部長
「フォーシーズンズが得意とすること―それは、地元に根ざした体験に国際色豊かなエッセンスを吹き込み、進化した新しい体験をお客様に提供することです。」

 

フォーシーズンズにおける職歴 

  • 2017年フォーシーズンズホテル深圳に入社、2022年4月よりフォーシーズンズホテル京都にて現職

職歴 

  • フォーシーズンズ リゾート モルディブ アット クダフラ(モルディブ); フォーシーズンズホテル深圳(中国) ; セントレジス深圳(中国); シェラトン・ダメイシャリゾート深圳(中国)、Zuri Whitfield(インド・バンガロール); Guarda Golf Hotel(スイス・クランモンタナ); The Beresford, Sydney(オーストラリア); Pier Restaurant 3 Hut, Sydney(オーストラリア); Four Seasons Hotel des Bergues(スイス・ジュネーブ); Mandarin Oriental du Rhone(スイス・ジュネーブ); Le Parigi, Paris(フランス)

学歴 

  • I.P.S.S.A.R. Francesco Paolo Cascino(イタリア・パレルモ)にてホスピタリティ&ホテルマネジメント学位を修了

出身地 

  • シチリア, イタリア

語学 

  • イタリア語、英語、スペイン語、フランス語、中国語(日常会話)

シチリア島沿岸部出身のダレッサンドロ・ジョバンニ(ニックネームはジャンニ)は、イタリア人らしいその陽気な気質で、料飲統括部長としてフォーシーズンズホテル京都に活気をもたらしてくれる存在です。

「おもてなしの心は私の一部、生まれつき備わっているものです」と彼は笑顔で言います。「おもてなしすることが大好きという私のこの性格は、私の家族と私の生まれ育った環境から来ているのだと思います」。幼いころからジョバンニは、家でマンマと一緒にパスタを作る時も、毎週日曜日にピザを食べにお気に入りのレストランに行く時も、料理をする人、食事を楽しむ人、人々の笑い声と笑顔がいっぱいにあふれた「人生の喜びをシェアできる空間」に身を置くことが大好きでした。

そして京都にやってきた今、ジョバンニはこれまでの世界のフィールドで培った経験を生かし、フォーシーズンズホテル京都で、その喜びに満ちた美食スペリエンスを再現しようとしています。

彼の熟練したリーダーシップの下でレストランチームは一丸となり、まず館内のレストランの料理からドリンクにいたるまで、全てのメニューの見直しをするプロジェクトに着手しました。リピーターのお客様、頻繁にご利用いただく地元のお客様に、これまでとは違う新しい美食体験の提供を目指します。料理とサービスの両方において、エレガントで気品あふれるフォーシーズンズホテル京都の雰囲気はそのままに、さらに活気に満ちた社交的な場として進化させることがジョバンニの目指すところです。

「日本の文化に深く根ざしつつも、フレンドリーな地中海にいるかのような空気感が感じられる場所を想像してみてしてください」とジョバンニは目を輝かせて語ります。 「フォーシーズンズが得意とすること―それは、地元に根ざした体験に国際色豊かなエッセンスを吹き込み、進化した新しい体験をお客様に提供することです。」

「1万平方メートルという広さを誇る歴史ある池庭、という京都市内でも類まれな好環境を最大限に生かした当ホテルならではの庭園テラスダイニングには、特にご注目いただきたいと考えています。また、ザ・ラウンジ&バーの5席限定のバーカウンターで行う少人数制のカクテルイベントや、レストランブラッスリーでのワインペアリングディナーなど、洗練されたイベントも多数予定しています。」

旅することを通して新しい文化に触れたいという強い願望がジョバンニをホテル業界に門戸を叩くきっかけとなりました。イタリアでホスピタリティの学位を取得した後、パリの独立系レストランでキャリアをスタート。その後、ジュネーブの5つ星ホテルのキッチンでスキルを磨きました。 2008年に、彼は最新の分子ガストロノミーの分野を極めるため地球の反対側のにあるオーストラリアに移り、続いてスイスとインドで料理長を務めました。そしてキャリアの次のチャプターとして選んだのは中国。競合がひしめく中国マーケットにおいて、ラグジュアリーホテルの先駆者といわれるようなホテルブランドでの様々な経験は彼を大きく成長させてくれる機会となり、ジョバンニはリーダーとしての頭角を短期間で現し、エグゼクティブシェフに昇進。中国でやりがいのある7年間を過ごした後、フォーシーズンズ リゾート モルディブ アット クダフラの料飲部のディレクターとしてモルディブに移りました。

17年後、8つの渡航先で学んだ最も重要な教訓をジョバンニはこう語ります。「新しい文化を理解するために十分な時間を費やすこと。忍耐と謙虚さをもって、耳を傾け、学び、共有し、適応する。そうすることで、心がオープンになり、貴重な人とのつながりや文化交流への道が開かれるのです。逆にそれがなければ、ただ内装が違うだけでどこにいっても同じと感じる旅をすることになってしまうと私は考えます。」

旅にならんで、ジャンニのキャリアは彼の人生の他の2つの情熱である「食」と「人」を結び付けてきました。 「この仕事の醍醐味は、食材を扱うにしても、人と接するにしても、そのダイナミズムにあります。物事は常に動いていて、常に変化しています。それが私であり、私が心から愛するものです」と、ジョバンニは熱く語ります。

今回、人生で初めて住む京都。休日にはラーメン屋を回ったり、老舗の懐石料理店に足を運んだり、もちろんイタリア人の血を受け継いだ彼としては、もちろんおいしいワインは欠かせませんが、京都の風情あるバーでカクテルやクラフトジンを楽しむこともお気に入りの休日の過ごし方です。これからもジョバンニは食文化を通じて、京都の探索を深めていくことでしょう。