Four Seasons Hotel Kyoto
- 445-3, Myohoin Maekawa-cho, Higashiyama-ku, Kyoto 605-0932, Japan

ジョナサン・モントリュー
料飲部ディレクター
フォーシーズンズでの経歴
- 2017年より在籍
- 初のフォーシーズンズ勤務:フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク パリ
職歴
- フォーシーズンズリゾート バリ アット サヤン(インドネシア)
- フォーシーズンズホテル 東京大手町(日本)
- マンダリンオリエンタル東京(日本)
- フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク パリ(フランス)
- オテル・デュ・パレ(フランス・ビアリッツ)
- アジル by エスキス(日本・東京)
- レストラン エスキス(日本・東京)
出身地
- フランス・ビアリッツ
学歴
- ランドスケープアーキテクチャー(景観設計)高等国家ディプロマ取得
- エコール・デュ・ブレイユ(パリ)
言語
- フランス語、英語、日本語、スペイン語
「四季折々の美しさを堪能できる歴史ある池庭、桜の薪を使用したグリルレストラン、日本各地から厳選した最高級の食材―。フォーシーズンズホテル京都には、京都でも類を見ない個性豊かな空間とダイニングコンセプトが揃っています。私たちの目標は、これらの魅力を存分にゲストの皆さまと分かち合うことです。」
料飲部ディレクターとして、ジョナサン・モントリューはラグジュアリーダイニングに「楽しさ」を取り戻すことを使命としています。「ゲストの皆さまに、洗練された特別な美食体験を、温かく活気ある空間で心から楽しんでいただきたいのです。」と目を輝かせ語ります。
フランス・バスク地方のビアリッツで生まれ育ったジョナサン・モントリュー。幼少期から美食とワインに囲まれた環境で育った彼が、ホスピタリティの道を志したのは、意外にも後になってからでした。
「私のキャリアは、二人の祖父の影響を大きく受けています。一人の祖父からは植物や庭園への興味を受け継ぎ、ランドスケープアーキテクチャー(景観設計)を学びました。そしてもう一人の祖父の勧めで、パリのレストランで働くようになったことが、すべての始まりでした。」
最初は学業の合間のアルバイトとして始めた仕事でした。しかし、ゲストと直接ふれあい、何気ない食事のひとときを特別な時間へと変えていくうちに、彼は自分の天職に気づきます。レストランの空間づくりやサービスの細部に情熱を注ぐことで、食の楽しさや感動を生み出せることを知ったジョナサンは、迷うことなくホスピタリティの道へと進みました。
以来、世界有数のホテルやレストランで経験を重ね、フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク パリを皮切りに、フォーシーズンズホテル東京大手町、フォーシーズンズリゾート バリ アット サヤンなどで研鑽を積んできました。
直近では、フォーシーズンズリゾート バリ アット サヤンの料飲部アシスタントディレクターとして、リバーサイドレストランを「地中海の旅」をテーマとしたレストランへと再構築するプロジェクトを指揮。さらに、モダンインドネシア料理のデギュスタシオンメニューの開発をサポートし、同レストランのリブランディングに大きく貢献しました。
2019年には、フォーシーズンズホテル東京大手町の開業チームに参画し、ミシュラン1つ星を獲得したフレンチレストラン「est」の立ち上げを主導。さらに、イタリアンレストラン「PIGNETO」においてもサービスの向上を図り、ゲスト体験のさらなる充実に寄与しました。「スカイテラスの魅力を最大限に活かし、空間そのものが記憶に残るような演出を考えました。」と彼は振り返ります。
それ以前には、東京のラグジュアリーホテル内の評判の高いフレンチレストランにてマネージャーを務め、フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク パリの名高い「ロランジェリー」**でスーパーバイザーとしての経験を積みました。キャリアの初期には、フランス・ビアリッツの「オテル・デュ・パレ」や東京の「レストラン アジル」でも研鑽を重ねています。
そして今、ジョナサンはフォーシーズンズホテル京都の料飲部を統括する立場として、この地に新たな美食のストーリーを生み出そうとしています。彼の指揮のもと、ホテルの屋外テラスは全面改装され、心地よくリラックスできる空間へと生まれ変わります。桜の薪を使ったグリルや、日本各地から厳選した最高級の食材を駆使したメニューを提供し、ここでしか味わえない特別な体験を創り出していきます。
「京都の食文化は、世界でも類を見ないほど奥深いものです。四季折々の美しい景色、厳選された旬の食材、そして伝統の技法。それらに現代的なエッセンスを加え、ゲストに驚きと感動を届けることが私の役割です。」
約2年ぶりに日本に戻り、特にここ京都での生活を楽しんでいるというジョナサン。「京都は私にとって、まるで我が家のように落ち着ける場所です。この街には、独特なエネルギーがあります。それが、私の感性と響き合うのを感じるのです。」と微笑みます。休日には、隠れ家的なバーやレストランを訪ね歩いたり、京都の山々をハイキングしたりすることが楽しみのひとつだそう。
世界を旅し、多彩な食文化を学んできた彼が、今、京都で新たな一歩を踏み出しました。ジョナサン・モントリューの手がけるダイニングシーンに、これからますます期待が高まります。