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Four Seasons Hotel Kyoto

  • 445-3, Myohoin Maekawa-cho, Higashiyama-ku, Kyoto 605-0932, Japan
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濵本 佳秀

エグゼクティブペストリーシェフ
「私のペストリーは、日本の自然の恵みを語る物語です」

 

  • 勤務期間: 2005年8月~2021年、2025年~現在
  • 最初のフォーシーズンズでの配属先: フォーシーズンズホテル東京丸の内

職歴

  • フォーシーズンズホテルシンガポール
  • ビバリーヒルズのビバリーウィルシャー(フォーシーズンズホテル)
  • フォーシーズンズホテル東京丸の内
  • グッドスタッフコーポレーション(名古屋)
  • シゲミツ株式会社(名古屋)
  • 豊崎産業株式会社(大阪)
  • リストランテアットプリモ(大阪)
  • アプリティセザモ株式会社(神戸)

出身地

  • 大阪府

学歴

  • エコール辻製菓専門学校 製菓技術資格取得

話せる言語

  • 日本語、英語

小さなプティフールから豪華さが目を引くクリスマスケーキまで、ペストリーシェフ・濵本 佳秀の手がけるスイーツはすべて芸術作品です。その技術は、シンガポールからビバリーヒルズまで、世界中を旅しながら磨かれ、各地の目の肥えた食通たちの期待に応えるためにこれまでの彼のキャリアを捧げてきた賜物です。そしてその原点は、自分自身のスイーツ愛にありました。

「子供の頃、私はスイーツが大好きで、夕食前にデザートを食べてしまうほどでした。お菓子を手作りする家庭ではなかったので、自分でお菓子作りを学ばざるを得ませんでした。」と大阪出身の濱本シェフは語ります。エコール辻製菓専門学校を卒業後、濵本は大阪や名古屋のレストランで腕を磨き、フォーシーズンズホテル東京丸の内に入社。そこでの情熱と努力が認められ、すぐにアシスタントペストリーシェフに昇進しました。

2007年には日本を飛び出し、ビバリーヒルズのフォーシーズンズへ。国際的なキャリア形成が始まります。その後、再びフォーシーズンズホテル東京丸の内に戻り、ペストリーシェフとして活躍します。その次のステージとしてフォーシーズンズホテルシンガポールでエグゼクティブペストリーシェフに就任。その後、フォーシーズンズホテル京都の開業メンバーに加わり、2021年までペストリーチームを率いました。大阪のラグジュアリーホテルブランドでの2年間を経て、2025年1月、濵本は新たな意欲を持ってフォーシーズンズに復帰した今、アートのようなスイーツの新時代を切り開いていきたいという情熱に満ち溢れています。

母国日本のペストリー作りの技法や素材から大きな影響を受けた濵本は、ホテルのデザートメニューに日本らしい斬新なアプローチをもたらします。彼の指揮の下、日本各地の旬の素材がデザートメニューに取り入れられ、それらの風味が自然に、そして最大限に引き出されるよう工夫されています。赤や白のバラエティ豊かないちご、甘いメロンや繊細な桃など、各県から厳選された旬のフルーツがメニューの主役を飾ります。なかでも柚子とチョコレートの組み合わせは、彼が何十年もかけて洗練させてきたシグネチャーペアリングです。

「日本に来たことがある人は、日本の果物の卓越した品質を知っています。日本には甘み、酸味、食感が異なるフルーツが数多くあります。私のペストリーは、日本の自然の恵みを語る物語です。」

アフタヌーンティーでは、彼の想像力が華やかなスイーツがコレクションとして展開され、季節ごとに変わりテーマが訪れるたびにゲストに驚きを与えます。なかでも京都が発祥の抹茶を使ったスイーツはぜひお試しいただきたい一品。彼の手によって、抹茶はお茶碗の中だけでなくお皿にも咲き誇り、抹茶通にとっても新しい楽しみ方をご提案してくれます。

ウェディングは濵本と彼のチームがさらなら創造性を発揮する場面です。ウェディングケーキには特別な配慮がなされ、カップルの人生の旅路や思い出を取り入れた個性的なセンターピースをデザインします。クリスマスシーズンには、伝統的なスイーツから大胆なデザインのクリスマスケーキまで、華やかなアイテムがバラエティ豊かに並びます。

美しいデザートを生み出すため、濱本は京都の伝統料理、芸術作品、織物から新しいアイデアを得たり、自然の中を散歩するだけでも、新しいメニューのインスピレーションを得ることが多いと語ります。そして、ペストリーシェフ濱本にとってのスイーツに対する何よりの喜びは「食べること」にあります。「スイーツを食べているときが一番幸せです。そしてその幸せな気持ちを、ゲストと共有したいのです。」