Back to Main

Four Seasons Hotel Tokyo at Otemachi

  • 1-2 Otemachi, Chiyoda-ku, Tokyo, 100-0004, Japan
OTE_Festive-Oct-Menu_202609_02_aspect5x4

アントニオ・コルサルロ 

エグゼクティブ・シェフ
わたしにとって日本の農家、漁師、職人、生産者の皆さまとより深いパートナーシップを築くことは最も重要な役割のひとつです。彼らの細部へのこだわりと品質への献身は、私にとって常に大きなインスピレーションの源です。

 

フォーシーズンズ在籍期間

  • 2026年より在籍

職歴

  • フィアマ カペラシンガポール(シンガポール)
  • ラ・スカラザ・スコータイ上海(中国・上海)
  • バー・アンド・ビリヤード by アラン・デュカス、ラッフルズ・ホテル・シンガポール(シンガポール)
  • リヴェア、ブルガリ ホテル ロンドン(英国・ロンドン)
  • シェ・アラール(フランス・パリ)
  • ブノワ(フランス・パリ)
  • ランダーナ(イタリア・トスカーナ)
  • ウニコ(イタリア・ミラノ)

学歴

  • ホスピタリティ&調理ディプロマ
    Istituto Professionale Statale dei Servizi Alberghieri(イタリア・ナポリ)

出身地

  • イタリア・ポンペイ

言語

  • イタリア語、英語、フランス語、スペイン語

 

イタリアの豊かな食文化に根ざし、パリ、上海、シンガポールの名だたる厨房で研鑽を積んできたアントニオ・コルサロ。伝統と革新を融合させ、かつてない感動と洗練を創出するアプローチを軸に、チームを牽引しています。

ナポリ近郊の街、ポンペイ出身のアントニオにとって、食は単なる栄養ではありません。それは、家族、受け継がれてきた伝統、そして季節を表現するものです。マンマの手料理、ノンナから受け継いだ大切なレシピ、そして父親が魚市場で選んだ魚介に囲まれて育ったことで、新鮮で旬の食材への深い理解と、世代を超えて受け継がれる食の伝統を培いました。そのふたつは、今もなお彼の料理を支える核となっています。

20年にわたるキャリアの第一歩は、イタリアで始まりました。複数のミシュラン星付きレストランで料理の基礎を身につけた後、アラン・デュカス・グループで、料理人として大きな転機となる経験を重ねました。パリの「ベノワ」や「シェ・アラール」、ロンドンの「リヴェア」など、名高いレストランの厨房で世界的な料理人たちとともに働きながら、技術を磨いていきました。

その経験について、アントニオは次のように語ります。

「技術的な専門性だけでなく、料理に対する新たな考え方を学びました。それは、規律、シンプリシティ、そして食材に対する一切妥協のない姿勢を軸とした哲学です」

その後、アジアへと活動の場を移し、新たな挑戦と評価を得ました。シンガポールの有名ホテルでアラン・デュカスのレストランを立ち上げた後、上海へ移り、ファインダイニングのイタリアンレストランのオープンを指揮。ミシュランの評価に加え、「ブラックパール」1ダイヤモンドの評価も獲得しました。

直近では、シンガポールのラグジュアリーホテルでエグゼクティブ・スー・シェフを務め、マウロ・コラグレコによるイタリアンレストランを含む、複数のダイニング施設を統括しました。

現在、大手町では、ミシュラン一つ星の「est」で提供される現代的なフランス料理から「PIGNETO」で味わえる本格的なイタリア料理まで、多彩なダイニングコンセプトを統括しています。

それぞれのレストランが独自のビジョンを実現できるよう支えながらも、アントニオは自身の明確な料理哲学を貫いています。それは、伝統を礎としながら、季節感、節度、そして現代的なエレガンスを取り入れるというものです。

アントニオ氏の指揮のもと、すべての料理にはストーリーを添え、一皿一皿に心を込めて仕上げていきます。食材そのものが持つ魅力を最大限に引き出し、ゲストの記憶にいつまでも残る一皿へと昇華してまいります。

「私の役割は、食材、職人、そして関わる全ての人への敬意が、あらゆる意思決定の基盤となる文化を築くことです」と、アントニオは説明します。

「チーム一丸となって、私たちらしさを大切にしながら、ゲストの体験をさらに磨き上げる新たな方法を常に探求しています」

キャリアを通じて日本に深い敬意を抱いてきたアントニオは、イタリアと日本の食文化には自然なつながりがあると考えています。両国は、季節への敬意、食材本来の価値を尊重する姿勢、そして長い年月をかけて受け継がれてきた調理技法によって結ばれています。

さらに、完成した一皿の先にある食材の産地や生産者とのつながりにも、改めて重きを置いています。

「わたしにとって日本の農家、漁師、職人、生産者の皆さまとより深いパートナーシップを築くことは最も重要な役割のひとつです。彼らの細部へのこだわりと品質への献身は、私にとって常に大きなインスピレーションの源です」と語っております。

アントニオにとって、エグゼクティブ・シェフの成功とは、料理の質だけで測られるものではないと信じております。料理を生み出す人々が自信と明確な意志を持ち、共通の目的に向かって進めるかどうかも、同じように重要です。

情熱あふれる指導者でもあるアントニオは、好奇心、成長、そして互いへの敬意を育む環境をつくることで、次世代のシェフを育成することに力を注いでいます。

厨房を離れた時間には、旅を楽しみ、各地に根づく食の伝統や地元の市場を訪ねることを特に好んでいます。家族や友人と過ごす時間、身体を動かすこと、そして生涯にわたる学びもまた、彼の人生と創造性を形づくる大切な要素となっています。