野中 祥司 ( Shoji Nonaka)
PIGNETO(ピニェート)、シェフ・デ・キュイジーヌ
フォーシーズンズにおける職歴
- フォーシーズンズホテル東京大手町(2020年より)
出身地
- 静岡県
職歴
- リッツカールトン東京
- ジョルジュ・ブラン (ヴォナス、フランス)
学歴
- ミズモト調理製菓専門学校、調理師免許取得
語学
- 日本語
- フランス語、英語-会話レベル
野中祥司は、幼い頃から食材の魅力に心を奪われ、その想いが今も料理の原点になっています。山と海に囲まれた静岡で生まれ育ち、豊かな自然に恵まれた環境の中で、鮮度抜群の魚介類や天然のきのこ、旬の野菜に親しみながら成長をしていきます。幼少期より母や祖母の手料理を通じて、地元・静岡の食材が持つ生命力や四季の美しさを肌で感じてきました。
このような中で、祖父と共に訪れたレストランで、シェフが生み出す一皿の芸術に心を奪われたことをきっかけに、料理の世界に強い関心を抱き、その探求を深めていきました。
転機となったのは、初めて味わったフランス料理でした。「家庭の味とはまったく異なる世界で、強く惹かれました。もっと深く学びたい、自分も料理の道に進みたいと思いました」と当時の事を振り返ります。
夢の実現を目指し、ミズモト調理製菓専門学校で調理師免許を取得した野中は、さらなる研鑽を積むためフランスへ渡り、三つ星シェフ ジョルジュ・ブラン氏のもとで本格的に修業を重ねました。帰国後は、都内の名門ホテルでメニュー開発やチームマネジメントなど多岐にわたる経験を積み、料理人としての視野と技を磨いてきました。
2020年、野中は日本における洋食の二強の一つイタリアンの道へ新たな挑戦を始めます。フォーシーズンズホテル東京大手町のイタリアンレストラン「PIGNETO」にスー・シェフとして入社し、当時総料理長を務めていたイタリア人シェフの指導のもと、本格的なイタリアンの哲学と技を学びます。
その後、活躍が高く評価され、フォーシーズンズAPACシェフコンペティションでのトップ3への入賞、さらに、フォーシーズンズホテル バンコク・アット・チャオプラヤー・リバーのミシュランスターシェフ、アンドレア・アッコルディ氏のもとでの研修を経て、素材を生かすイタリア料理の真髄を体得しました。
2025年PIGNETO料理長(シェフ・ド・キュイジーヌ)としてPIGNETOの料理を統括する野中が目指すのは、「洗練されたトラットリア」という新しいスタイルです。温かく活気に満ちた雰囲気の中で、最高品質の食材を使用しながら本格的な味わいを気軽にお楽しみいただける空間をご提供することを常に考えております。
PIGNETOのメニューには、イタリア料理の伝統と日本の四季を融合させた多彩な一皿が並びます。 なかでも代表的な「ジェノベーゼ タリオリーニ」は、選び抜いたイタリア産小麦粉で手打ちしたパスタに、国産のフレッシュトマトとバジルを合わせた特製ソースを絡めた一品。 シンプルでありながら、素材の質と技が際立つ、真の味わいをお楽しみいただけます。また、イタリア・トスカーナ地方を代表する名物料理「フィオレンティーナ」は、国内外のさまざまな地で本格イタリアンを味わってきたVIPゲストからも高い評価をいただいている一品です。 「野中シェフが焼くフィオレンティーナ以外は食べない」と言わしめたほどの腕前で、その絶妙な火入れと香ばしさが多くの美食家を魅了しています。
「ご友人やカップル、ご家族など、幅広いお客様がテーブルを囲み、笑顔とともにお過ごしいただく姿を見ることが何よりの喜びです。大切な方々と美味しい食事を共有する時間は、人生の中でもっとも幸せな瞬間の一つだと感じております。そんなひとときをお届けできるよう、心を込めて料理をいたします。」と野中は語ります。
プライベートでは、ジムで体を動かしたり、幼い息子と過ごす時間を大切にしています。休日にはアウトドアでお肉を焼いて家族にふるまうことも多く、料理人としての腕を家庭でも存分に生かしています。