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大手町界隈での過ごし方 お勧めトップ5

   
Tokyo, Japan

東京の中でも最高の立地にある、フォーシーズンズホテル東京大手町。ホテルの周辺には、超現代的な高層ビル群と歴史ある建築遺産、知る人ぞ知る小さな飲食店と緑豊かな自然があり、それらがとても魅力的に調和しています。

現在の大手町の辺りは、昔は、芝崎村と呼ばれていました。天正18年(1590年)、関八州の領主として三河国岡崎より入府した徳川家康が、この地を江戸と改めます。日比谷入江が埋め立てられてできた土地には、大名屋敷が連なりました。そして明治になると、武家のお屋敷は取り壊され官庁街となり、商業が活気付きます。第二次世界大戦後には、分散していた中央官庁を霞が関に集中させる都市計画が決定され、多くの敷地が民間に払い下げられました。その後、高度経済成長期におけるビルの新築ラッシュにより、大手町は丸の内地域に続くオフィス街へと様変わりしました。

フォーシーズンズホテル東京大手町のチーフコンシェルジュ、阿部紗苗 率いる専門スタッフが推奨する大手町周辺のベストスポット。江戸の名残りと現代的な都会の風景が魅力的に混在する東京・大手町、取っておきのベスト5をご紹介します。

1. 絵になる街を歩く、走る

フォーシーズンズホテル東京大手町の周辺には、東京の文化の今と昔を体験できるスポットがたくさんあります。様々な歴史の舞台となってきた江戸城、現在の皇居は、緑豊かな場所であり、その周囲はランニングコースとして人気を集めています。1周約5㎞のコースをジョギングする、あるいは風景を楽しみながらゆっくり散歩してみる、どちらもお勧めです。スタート地点は特に決まっていませんが、反時計回りに走ることがルール。そう、途中に信号待ちのないことが最大の魅力です。

春、千鳥ヶ淵は見事な桜並木が有名です。その先にある国立劇場の前庭ではシダレザクラを見ることができ、他にも珍しい桜が植えられていて、絶好の撮影スポットになっています。 

そして、国立劇場を下っていくと、国の重要文化財に指定されている桜田門があります。桜田濠と凱旋濠の間に造られた江戸城の門の一つで、今にも武士が現れてきそうな佇まいです。

2. 東京のソウルフード

『鮨 今よし』は、昭和32年創業の老舗。現在は、三代目が先代からの味を受け継いでいます。毎朝、豊洲市場で仕入れてくる鮮魚と旬の素材を存分に生かした一品料理と握りは、長く大手町の人々に愛されてきました。そして、飲み物も充実。日本酒はもちろんお寿司に合うワインも揃っています。地下鉄大手町駅地下通路から直結。

東京ラーメンをご希望の方には、『銀座 篝(かがり)』をお勧めします。銀座6丁目にある本店は、カウンターの8席のみの小さな佇まいですが、2年連続ミシュランに選出され、お店の前は常に長蛇の列。そして、24席ある2号店の『銀座 篝 大手町店』は、比較的待ち時間も短く、穴場とされています。「国産銘柄鶏」を独自の製法でじっくりと炊き出した鶏白湯スープは、細麺によく絡み、濃厚なコクなのにさっぱりとした後味。そして、季節の野菜がトッピングされ、彩りも豊か。落ち着いた清潔感のあるラーメン屋さんです。 

3. 骨董市で宝探し

大手町は、商社・メガバンク・大手新聞社などが本社や本店を構える日本を代表するオフィス街。そこからほど近い有楽町駅前にある東京国際フォーラムの広場では、毎月第1と第3日曜日に日本最大級の露天骨董市、『大江戸骨董市』が開催されています。古き良きものを改めて見つめ直し、日本文化を再発見する機会を提供することを目的に、約250店舗が出店。和骨董・西洋アンティーク・美術工芸品の他にも、生活骨董や北欧雑貨など暮らしに取り入れやすい品々も販売されています。

4. 東京アンダーグラウンドを行く

東京駅八重洲口の地下にある「八重洲地下街(ヤエチカ)」は、東京駅近辺の地下商店街の中心的存在であり、ショッピングや飲食店、エンターティメントの施設が揃った、売場面積都内最大のショッピングモールです。フォーシーズンズホテル東京大手町から東京駅までは地下通路でつながっているので、ヤエチカは、雨の日などにウィンドウショッピングやお買い物を楽しむスポットとして便利です。 

『東京キャラクターストリート』には、テレビ局のオフィシャルショップやトトロ、ポケモン、ラックマなどの人気キャラクターのショップが大集合。『東京ラーメンストリート』は、毎日通っても飽きない、東京を代表するラーメンの名店がずらり。そして、「日本一のデパ地下」と呼ばれるヤエチカ直結の『大丸東京店地下食品フロア』。その規模と品数の多さは、まさに日本一。国内外から集まった幅広いジャンルのスイーツ、お惣菜、お弁当など、オフィスでのランチやご自宅での食事の一品を探したり、また帰省土産やちょっとした手土産を探すのにとても便利です。

5. サイクリング・イン・トーキョー

見どころ満載のホテル周辺エリアをサイクリングしてみるのも楽しいものです。

東京駅の丸の内側には、特徴のある建物が多く見られます。『東京国際フォーラム』(1997年開館)は、美しい曲線の「ガラス棟」に目を奪われます。その近代的な外観は、建築物として高く評価されています。『KITTE(キッテ)』(2013年開業)は、旧東京中央郵便局の建物を一部保存しながら造られた商業施設です。低層棟の白タイルの壁面を持つ建物の上に、近代的な直線の高層階がそびえ立ちます。そして、『三菱一号館美術館』(2010年開館)では、建物と同時代につくられた19世紀末の西洋美術が展示されています。この赤煉瓦が映える建物は、1894年(明治27年)に建設した「三菱一号館」を復元したものです。 

こちらも赤煉瓦が美しい『東京駅丸の内駅舎』は、1914年(大正3年)に設計されました。1945年(昭和20年)に一部が焼失しましたが、戦後すぐに修復工事がなされ、3階建てだった駅舎は2階建て駅舎として復興。そして2012年には、創建時の姿が忠実に再現されました。

東京駅丸の内エリアは、イルミネーションとライトアップが冬の風物詩。仲通りでは、200本以上ある街路樹が約100万球のシャンパンゴールドのLEDで彩られ、訪れた人を魅了します。2018年に開業した『東京ミッドタウン日比谷』のイルミネーションは、音と光のエンターティメントとして話題を集めています。

フォーシーズンズホテル東京大手町では、自転車を無料で貸し出しています。サイクリングコースマップもご利用ください。