Back to Main

Four Seasons Hotel Osaka

  • 2-4-32, Dojima, Kita-ku, Osaka, 530-0003, Japan
OSK_513_square_300x300

ヤニック・アレノ

鮨 ラビス 大阪 ヤレック・アレノ 監修シェフ

フランス料理界の巨匠ヤニック・アレノは、幼い頃から両親が経営するビストロに入り浸り、大部分の時間をそこで過ごして育ちました。このビストロでの経験から、人々が集い、愉しみ、共有する感覚、そして対話を促すカウンターの存在を今でも大切にしています。

偉大なるフランスの料理人であるオーギュスト・エスコフィエに影響を受けたアレノ氏は、フランス料理の礎に、躊躇なく自らの新しい解釈を加え、変革をもたらし、「モダン・キュイジーヌ」という、真のアイデンティティを持つ料理の基礎を築きました。フランス料理の大切な要素であるソースに再び光をあて、独自のエクストラクション(抽出)、発酵、クリオ濃縮(超低温濃縮)といったプロセスによって、芳醇な風味を引き出すことに成功したのです。彼のソース作りのプロセスは、まるで香水を作るかの如く、素材同士を結びつけて相互作用を引き出します。

2008年、アレノ氏は自身の名を冠したグループを設立し、国外展開に踏み出しました。新生代のビジョンを持つヤニック・アレノ・グループは、ガストロノミーやサービスの常識を揺さぶる才能を輩出する組織として、その役割を担い、時代に根付くための強いコミットメントを持ち、極上であるだけではなく、記憶に残る料理をお客様に提供しています。

2014年、アレノ氏はパリのシャンゼリゼ大通りに位置するパリ市の歴史的建造物であるパヴィヨン・ルドワイヤンの権利を引き継ぎ、「Alléno Paris au Pavillon Ledoyen(アレノ・パリ・オ・パヴィヨン・ルドワイヤン)」をオープン。そのわずか7か月後に、ミシュランガイドで三つ星を獲得しました。また、新型コロナウィルスのパンデミック収束後、「コンシェルジュ・ド・ターブル」のシステムを開発し、お客様がご利用になる際に、パーソナライズされたきめ細やかなサービスや体験の提供を実現しています。

アレノ氏はさらに2つのレストランを、パヴィヨン・ルドワイヤン内に作りました。2020年にミシュランガイドの二つ星を獲得した鮨カウンターの「L'Abysse au Pavillon Ledoyen(ラビスオー パヴィヨン ルドワイヤン)」と、2020年に一つ星を獲得した美食カウンターの「Pavyllon 」です。これにより、パヴィヨン・ルドワイヤンは世界で最も星を獲得した独立系施設となりました。

2017年には、フランス・クールシュヴェルにあるアレノ氏のレストラン「Le 1947」(シュヴァル・ブラン・クールシュヴェル内)がミシュランガイドの三つ星を獲得し、二軒がミシュラン三つ星に輝くレストランを持つという、歴史的な栄誉となりました。

2023年6月からは、「Pavyllon 」のコンセプトをパリ、モナコ、ロンドンの異なる地域で展開し、アレノ氏は絶え間ない味の追求を続けています。さらに、2024年7月には、モンテカルロのエルミタージュホテルに内に「L‘Abysse」をオープンし、地中海の豊かな贈り物を、フランス料理と和食で織りなす秀逸な融合を試みています。

スターシェフのアレノ氏は、現在、16軒のレストラン持ち、世界で2番目に多い15のミシュランの星を保有しています。